「人に三惜あり。この生を学ばず、一に惜しむべきなり。この日
す、二に惜しむべきなり。この身一敗、三に惜しむべきなり」と言う教えがあります。元々は「
」という書物に書かれた君子の心得なのですが、私自身も一日を送り、反省しながらこの言葉を思い起こしています。
この教えはこんな意味です。
折角人間に生まれて
「どう生きるかなぜ学ぼうとしないのか」
「毎日をなぜだらだらと過ごしてしまうのか」
「自分で自分の人生をなぜ失敗に持って行こうとするのか」
まったくもって惜しい事だ。
禅宗の教えに「仏道とは自己を習う事である」という有名な教えがありますが、生きる意義を考え、日々精進し、冷静に自分の足元を見ながら生活する事が、我々浄土真宗にとっても目指す「念仏者としての生活」の実践にとって他ならないのではないでしょうか。
追伸
先日、名古屋別院に開催されました勉強会「尾張講習会」に出かけました。その折、講師の小谷みどり先生よりカルト集団についての恐ろしいお話しをお聞きしました。東京の大学では入学式でのカルトへの入会勧誘を警戒し「カルトに気をつけろ!」といった立て看板を接して警戒している大学が幾つもあるとの事です。真面目で素直な若い男女が特に洗脳されやすいとの実態。どうぞ年頃のお子さんをお持ちの皆様は十分にご注意下さい。