お釈迦様の教えに「人は必ず生老病死を避けては通れない」とあります。人は生まれると同時に次の3つの出来事に悩む事になります。人はいつ病気をするか分かりません。人は誰でも年を取ります。そしていつかは必ず死なねばなりません。
こうしい人はそういう予測できない変化に翻弄され、悩み苦しむ事になります。それを克服するには、お釈迦様は自分の生きる座標軸を持つことが大切であるとお説きになりました。
座標軸は人色々ですが、作家の小島直記さんは中国の、
という人が説いた「人生の五計」という教えを実践されているとの事です。参考までにご紹介いたします。
「生計」 いかに健康な毎日を過ごすかという意味での計画です。
「身計」 何をもって世に立つか、いかなる職業で、いかなる価値観の上で生きていくかという計画です。
「家計」 文字通り家計簿の家計です。どういう毎日の出し入れで生活するかという問題です。
「老計」
「死計」 文字通りの意味です。どういう老年を迎えるか、どういう死に方をするかという計画です。
人生、計画通りいくものではありませんが、いただいた大切な「命」を精一杯生き切るためには皆様それぞれが自分の座標軸を持つことが大切な事ではないでしょうか。