年末の片付けをしておりましたところ、一つの湯飲みが出てまいりました。箱書きを見ますと民芸運動で活躍された河井寛次郎が作陶した湯飲みでした。
亡母が、好きな作家で良く寛次郎の言葉を好んで使っておりました。それが冒頭の「過去が咲いている今、未来の蕾で一杯な今」という言葉です。
この言葉は「今をどう生きているか」について、私たちに内省を促す言葉であると同時に、未来を見据えて私たちに勇気と希望を与えてくれるように思います。
お釈迦様は、「今のあなたがいまのあなたの運命にふさわしい」という言葉を残されています。私たちは、今、何を考え、どういう習慣を持ち、どういう行動をいているか 、その「今」を大事に、2023年は日々、自らに問うて生きたいものです。